美文字になる方法⑫

~理想の練習のペースとは?~

横浜市在住の書道家 谷井 奈津子です。

ご訪問ありがとうございます。

あなたの文字を美しく変えるペン習字のマンツーマンレッスンを行っています。

前回は独学とレッスンの違いを、10の項目を挙げてご説明しました。

【美文字になる方法⑪】~独学とレッスンの違いとは?~https://wp.me/paqYzb-wK

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本日は理想の練習ペースについて、ご説明いたします。『練習ペース』自体に、一定の決まりごとがあるわけではありませんが、私自身が経験してきたことを踏まえながら、進めていきたいと思っています。後半には写真とともに名前の書き方のご説明もいたしますので、最後までご覧いただけたらと思います。

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真の美文字を身に付けるためには、『7つのステップ』があると、私は考えています。

1;文字について『理解』する

2;自分の文字を美文字へと『修正』する

3;文字を書く際は美文字のコツを『意識』する

4;意識して書くことを『継続』する

5;継続することで少しずつ『定着』してくる

6;定着してきた美文字を『維持』し続ける

7;この積み重ねでようやく自分の文字に『自信』が持てる

このブログでお伝えできるのは、1;文字について『理解』する、のステップ、体験レッスンでは、2;自分の文字を美文字へと『修正』する、のステップまでになります。理解し、修正できた文字をしっかりとご自身のものにしていくまでには、ご自身の強い意志と、継続レッスンでのサポートを要します。

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練習を重ねてみるみるうちに上達しても、その状態を『意識』して『継続』し、自分の中に『定着』させることを『維持』しないと、残念ながら腕と身に付けた感覚はあっという間に衰えてしまいます。

私自身、書道では16年のブランクを埋めた経験があります。完全に埋められたか否かは今となっては分かりませんが、当時の感覚を取り戻すまでに、少なくとも半年間はかかったと記憶しています。

また、高校の書道講師時代とつい先日、1週間~10日ほど身体を安静にする必要に迫られ、その間は日常生活に始まり、文字を書くことまでもを控えながら過ごした経験があります。たかが1週間、と思いがちですが、日ごろから文字を書くことを課している私の右腕と感覚は、いとも簡単に衰えていきました。

先日に関しては2回目だったので、少しでもその衰えから免れようと意識しながら過ごしましたが、初めてのときには本当に焦りました。自分の思い通りに右腕を動かしているつもりが全く思うように動かず、弱々しい文字しか書けないのです。

そのときに初めて、腕が衰える怖さを実感し、それ以降は腕が鈍らないよう日々心掛けながら稽古をしています。

高校の書道講師時代を含め、書道を仕事としている私の経験ですので一概には言えませんが、空いた練習期間に比例するかの如く、腕や感覚が衰える可能性は誰もが持ち合わせているだろうことを、過去の経験から学びました。

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現在はこの経験からの学びを生かすために、理想の練習ペースについて、いろいろと考え、レッスンの際には受講者さまにもお伝えするようにしています。

理想とするのは、1日に1回、1行でも1ページでも、5分でも10分でも、『美文字を学ぶ』と意識しながら練習なさることが、望ましいように思います。しかしながら、日常生活の中にその時間を割くのが難しい場合は、せめて数日に1回、1週間に1回でも、『美文字を身に付けるための練習時間』を設けると、よろしいかと思います。

ここで大切なのは『美文字を身に付けるための練習時間』を意識しながら、練習なさることです。「美文字を身に付けたい」というご自身の想いを、いつまでも鮮明に思い出していただくためです。

そこまで美文字に対してストイックに取り組むおつもりがない方の方が、もしかしたら多いのかもしれません。「ストイックな練習はしたくないけど、美文字にはなりたい」という方のためにはどうしたらいいのか、更に考えました。

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できることなら、楽をしながら効果だけを得たい…美文字に関してだけではなく、あらゆることに関して、このように考えることは自然なことのようにも思います。

幸いにも文字を書くことに関しては、機会は減ったものの、日常生活の中にまだまだ至るところにあります。その貴重な「文字を書く機会」を『美文字の練習時間』だと捉えながら文字を書く、…これならハードルはさほど高くないのではないでしょうか?

「でも必要に迫られて文字を書くときに、美文字のことまで頭が回らない」と思う方も、いらっしゃるかもしれませんね。文字を書く際の基礎基本をその都度行うだけでも、仕上がる文字は大きく変わることでしょう。

何も難しいことはありません。

1;止め、はね、払いの区別をつけて、1画1画を丁寧に書くこと

2;画と画の間はできるだけ等間隔にすること

3;配置と余白のバランスで見栄えを良くすること

是非、この3つのことを頭に入れて書いてみてください。

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1に関しては、

【美文字になる方法④】~基本的な筆遣いを学ぶ~https://wp.me/paqYzb-qF

2や他の美文字のコツに関しては、

【美文字になる方法⑥】~さまざまな美文字のコツを学ぶ~https://wp.me/paqYzb-rc

3に関しては、

【美文字になる方法⑤】~バランスの取り方を学ぶ~https://wp.me/paqYzb-r1

それぞれのブログでご説明していますが、本日はすぐにお役に立てる、横書きのお名前における、配置と余白のバランスについて、ご説明したいと思います。

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1;望ましい配置と余白バランス

枠内にうまく収めるためには、中心線や配置の位置、余白のことを考えねばなりません。文字の前後、上下、ともに適度な余白を設け、文字と文字の間隔も等しくすると、見栄えが良くなります。苗字と名前の間に少し余裕を持たせると、なお良くなります。

2;残念な例① 文字が大きすぎる場合

のびやかに書いていると言えば聞こえは良いですが、枠内に一杯に書いてしまうと、圧迫感を感じてしまいます。

3;残念な例② 文字が小さすぎる場合

枠内に収まってはいるものの、余白が目立ちすぎてしまい、貧相な文字の印象になってしまいます。

4;残念な例③ 中心線がずれている場合1

枠の下の線に合わせて書くのは書きやすいですが、余白が上部分のみになるため、配置バランスとしては残念なものになります。

5;残念な例④ 中心線がずれている場合2

書いているうちに、文字が上向きに、もしくは下向きに、段々とずれてしまう方は、多いかもしれません。全体が傾いて見えるため、こちらも配置バランスとしては残念なものになります。

6;残念な例⑤ 余白が均等ではない場合1

文字を詰めて書きすぎ、最後の余白が思い切り空いてしまうと、落ち着かない印象になります。

7;残念な例⑥ 余白が均等ではない場合2

6とは逆に、余白を十分に取りながら書いているうちに収まり切れなくなってしまうと、慌ただしい印象になります。

8;残念な例⑦ 文字の配置が均等ではない場合1

7よりさらに残念なのは、文字と文字の間隔も不揃いなところです。苗字の間隔を空けすぎたために、名前が詰まってしまい、窮屈な印象になります。

9;残念な例⑧ 文字の間隔が均等ではない場合2

8とは逆に、苗字を詰めて書きすぎたために、名前の間隔が広々としてしまい、まとまりのない印象になります。

10;残念な例⑨ 文字の間隔が均等ではない場合3

1では苗字と名前の間を空けると良いと書きましたが、一文字入ってしまうほど空けると、なんとも間延びした印象になってしまいます。

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1と比べ、2~10は見栄えがイマイチとお感じではないでしょうか?2~10のどのパターンも、ありがちな書き方だと思い、例を挙げてみました。4のように下の線に合わせて書くのは、曲がることなく書けるので書きやすいですし、うっかり気が緩むと5のように中心線がずれてしまったり、6~10のように余白や配置の加減を間違えてしまったりしがちです。これは私自身も日ごろから意識していることであり、初級編のレッスンで身に付けていく内容でもあります。

名前は一生書き続けていく、最も重要な文字です。そして、日常生活で頻繁に書く文字でもあります。その名前を書く際に、配置や余白を意識するだけでこんなにも見栄えが異なるのであれば、望ましい書き方を覚えれば良いだけのこと。いつもの名前の書き方はどうなのか?を見比べながら、是非ご参考になさっていただけたら幸いです。

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お名前の綺麗な書き方は体験レッスンで、横書きと縦書きのお名前とご住所の書き方は初級編で、それぞれ詳しくお教えしています。

体験レッスンはこちらからお申込みいただけます。↓

* 体験レッスン;¥4,400-(税込み) 1回1時間

⇒美文字のコツを知り、お名前を綺麗に書けるようレッスンします。

* 初級編レッスン;¥39,800-(税込み) 4回4時間

⇒縦書き、横書きのお名前&ご住所を綺麗に書けるようレッスンします。『対面レッスン』『通信レッスン』『オンラインレッスン』の中からお選びいただけます。

* 初級編終了後、中級編、上級編とご受講いただくことで、楷書、行書、実用書、全ての文字を綺麗に書けるようレッスンしていきます。

レッスンのご案内はこちらです。↓

マンツーマンレッスンのご案内➡️https://peraichi.com/landing_pages/view/c27r9

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