理解すること
昨日は3点のポイントについて説明しました。今日は実際の文字を見本にしながら、一つ一つ説明をしていきますね。
1;縦画は垂直に、横画は右上がりを意識して書く
左は水平に書いた横画。右は右上がりに書いた横画です。文字は左から右、上から下に線を引いて書くことから、腕は右回転の動きをすることをお話ししました。右回転を連続させたものを、それぞれ書いてみました。
左の水平の右回転は視線を追っていくと左斜め下に向かっているため、どうしても右下がりに見えてしまいます。右の右上がりの右回転は右上がりと左斜め下に向かう視線の動きが相殺され、ちょうどよく見えるのです。
目の錯覚とは、不思議なものですね。
2;平行する画があるときには、等間隔で書く
3;一文字を4分割したときに、右下に重心が来るように書く
2の等間隔は、上の写真の3つの〇のことです。
右下重心は、9画目の右払いの部分を点線で囲みました。
平行する横画は全て右上がりで書いています。
『百聞は一見に如かず』という諺にあるように、説明文だけよりも実際の文字で説明をしたほうが分かりやすいことに、お気づきいただけたことと思います。
説明文を読んで頭で考えていただき、その後写真で説明を聞くと、理解が深まることと思います。
まずはどの文字を書く時にも、この3点を忘れずに取り入れられるよう、身につくまで繰り返し練習に励んでくださいね。
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