対面レッスンの受講者さまのひらがなBefore&Afterをご紹介いたします。レッスンで順にステップを踏み上達なさっていく様子も併せてご覧ください。
Before;今まで書いていた文字
After1;お手本を見ながら書いた文字
After2;練習を重ね身に付いてきた文字
ひらがなレッスン第1回目の様子。
「ひらがなが苦手なので、きれいに書けるようになりたい!」と、レッスンを楽しみにお待ちくださいました。
お手本を見ながら練習した後、苦手な文字を繰り返し書くことで腕に覚え込ませます。
【美文字へのステップ①】
受講者さまにピッタリの持ちやすく書き心地の良いペンをご提案し、練習にお使いいただいています。
ペンの使い心地は練習を行う上でも大いに関係があるため、レッスンではペン選びにもこだわっています。
今まで使用していたものより安定したグリップの『ENERJEL』で、更に滑らかな書き心地をご実感いただきながらのレッスンになりました。
【美文字へのステップ②】
その場で作成するBefore&Afterで、練習でどれだけ上達なさったかをご実感いただいています。比較することで一目で練習の成果を確認できるため、モチベーションアップにも繋がっています。
一文字一文字、集中して練習。2時間のレッスンを終える頃にはご覧の通り!美しいひらがなへと変えることができました。
【美文字へのステップ③】
何故、このような形になるのか?の理由を理解できるため、飲み込みも早く効率的に上達していきます。
ひらがなレッスン第2回目の様子。
丸みを持たせやわらかな線を表現するための「S字」の感覚を掴むため、何度も繰り返し練習します。
書体の変遷のご説明で何故「S字」になるのか?が理解できたため、線質に劇的な変化が生まれました。
特に劇的な変化が見られた5文字。「S字」の線をうまく表現できるようになりました。
【美文字へのステップ④】
苦手な文字を克服するために、納得できるまで徹底的にレッスンします。
第3回目は「を」を集中的に練習しました。
より美しいひらがなを書けるようにとレッスンは続きます。
【美文字へのステップ⑤】
奈津オリジナルの硬筆用下敷きを練習に取り入れています。硬筆用下敷きはかけた筆圧を吸収し、最高の書き心地を味わうことができる必須アイテム。線の質がより美しく変わります。
自分に合ったペンと下敷きを用いることで、どれだけ書き心地に違いがあるか?をご実感いただきました。
同じような2枚の写真ですが、決定的な違いがあることにお気づきでしょうか?
【美文字へのステップ⑥】
ペンの持ち方の指導も行います。今までの持ち方を少し変えるだけでも、指の痛さを軽減でき、美しい線質へと変えるきっかけになるのです。
手元を拡大した写真です。
ペンの持ち方の違いをご説明し、正しい持ち方に変えて練習しました。
持ち方とともに、ペンの角度の調整も行いました。
【美文字へのステップ⑦】
運筆のリズムを覚えるのに並行し、起筆の当たり方や筆脈を意識し、筆圧のかけ方も分かるよう、筆タイプのサインペンでも練習します。必要に応じ、実際に手を持って一緒に書きながら、言葉だけでは伝わらない感覚を掴んでいただくこともあります。
ペンの種類を変え、あらゆる練習に取り組んだ結果、2時間後には驚きのAfterへと変えることができました。
『自分一人でお手本を見て練習しても絶対にこのようにはならないです。奈津先生、ありがとうございます。』と、嬉しいご感想をいただきました。
最高の書き心地の筆記具を用い、正しい持ち方で書いていくと、安定し、美しい線質へと変化します。
文字の造形バランスだけでは表現しきれない、品格漂う仕上がりになることを、受講者さまが証明してくださいました。
劇的な変化は、『結び』の個所に顕著に現れました。After2では毛筆のようにペン先がきちんと返っていることがはっきりと分かります。
第4回目は、「よ」「ろ」「ま」の3文字の克服です。
レッスン開始後すぐに、『今まで苦手だった「を」が、今では好きになりました!』と、早速披露してくださいました。
レッスン後もしっかりと練習なさっていたようです。素晴らしい!
【美文字へのステップ⑧】
繰り返し練習してもどうしても書けないときには、なぞり練習ができる点線入り練習用紙を作成し、ご活用いただくこともあります。
受講者さまのリクエストにお応えして完成した、点線入りなぞり練習用の練習用紙です。
「よ」「ろ」は割と順調に克服できたものの、「ま」にはかなり苦戦を強いられました。
大きく書いたり、小さく書いたり、点線をなぞったり。
ペンを使い分け、運筆のリズムを変え、筆脈を意識し、ペン先の返しを練習し…。
第4回目の成果「よ」「ろ」「ま」。
「よ」「ま」に共通する『S字』の描き方と結び方に大苦戦しながらも、決して諦めることなく練習に励んだ結果、「これだ!」という手ごたえを掴むことができました。
【美文字へのステップ⑨】
練習して書けるようになった文字を応用練習をすることで、着実に身に付けていきます。
「よ」「ろ」「ま」の3文字。実は全て『よろしくお願いします。』に含まれている文字なのです。
苦手を克服したAfterの美しさは、感動ものです。
【美文字へのステップ⑩】
「お手本の通りに書けるようになる」ところから更に一歩進み、『お手本を見ないでも書けるようになる』ところまで、徹底的にサポートします。
第5回目は、ひらがな総復習です。
お手本を見ずに五十音表を書き、苦手な文字、修正を必要とする文字を集中して練習します。
まずは「そ」「て」「ひ」「ふ」「め」「る」の6文字の克服から。
「そ」「て」「る」の戻りの部分、「ふ」の運筆のリズム、「ひ」「め」の字母との関係性…。
頭で理解し、腕が覚えるまで、何度も何度も繰り返し練習します。
レッスンを重ねるごとに、受講者さまの書の知識も増えていくため、毛筆の筆づかいや書の歴史を交えながら、さまざまな角度から本格的な解説をしていきます。
「これだ!」という感覚の掴み方は十人十色なため、解説の仕方や練習方法の提案の仕方は、私の全ての引き出しを探しだしながら考える、かなり緻密でレベルの高いものになります。
だからこそ、短期間で効率的に上達し、しっかりと身に付けられるのです。
計5回のレッスンで、苦手なひらがなを集中して克服した結果…。
Before&Afterは驚きの変化です!
After1、After2は、お手本を見ながら書いた五十音表です。
お手本を見て、お手本と同じように書けるようになることが、美文字への第一歩ではありますが…。
お手本を見ないで書いたAfter3。
お手本を見ながら書いた、After1、After2と、さほど変わらないほど、しっかりと書けています。
いかがでしたでしょうか?「お手本を見ながら書く練習」から、『お手本がなくても書けるようになる練習』まで、きれいなひらがなをご自身の文字として身に付けるまでには何段階ものステップを踏む必要があります。
独学とマンツーマンレッスンの最大の違いは、ご自身では絶対に気づけないフィードバックがあることです。お手本とどこが違うのか?何故、お手本のように書けないのか?何度書いても上達しないのは何故なのか?受講者さまのクセや書き方の傾向を見極め、最善の練習、改善方法をご提案することで、何倍も効率よく次の練習ができるのです。
文字の上達には、3つの力を必要とします。①観察力(=お手本を見る力)、②記憶力(=お手本の形を覚える力)、③表現力(=記憶したお手本の形を再現して書く力)、これらの3つの力を併行して養うことが、奈津のレッスンと教材では可能です。
ひらがなは日常で使う文字の6割を占めていると言われています。48文字のひらがなを美しく書けるようになると、文字全体の印象は大きく変わります。
身に付けた美しい文字は、一生の財産となります。【和みの書 奈津 美文字教室】のマンツーマンレッスンで、是非あなたもご一緒に、美しい文字を身に付けていただけたらと思います。
【レッスンのご案内】
* 体験レッスン;¥5,500-(税込み) 1回1.5時間
⇒美文字のコツを知り、お名前を綺麗に書けるようレッスンします。
*復習レッスン;¥5,500-(税込み) 1回1.5時間
⇒体験レッスンで学んだことを復習することで、しっかりと身に着けていきます。
* 初級編レッスン;¥118,800-(税込み) 6回18時間
⇒縦書き、横書きのお名前&ご住所を綺麗に書けるようレッスンします。
* 初級編終了後、中級編、上級編とご受講いただくことで、楷書、行書、実用書、全ての文字を綺麗に書けるようレッスンしていきます。