書道から得られる美しさとは?①

~身に付いた美しいたたずまい~

このブログを始めて間もない、3件目の投稿【書道から得られる美しさとは?】に、今なおご興味を持ってご覧くださる方がいらっしゃるので、私が書道を通して身に付けた美しさについて、4回に分けて書いていこうと思います。

【書道から得られる美しさとは?】https://wp.me/paqYzb-3n

「美しい文字」「美しい心」「美しいたたずまい」。

「美しい文字」に関しては、『Before&After』のカテゴリーにてさまざまなお話をしてきたので、今回は「美しい心」「美しいたたずまい」について、書いていきます。第1回目は順序を変えて「美しいたたずまい」についてです。

毛筆、硬筆、どちらを書く際にも必須のことは、『姿勢を正して書くこと』です。背筋が曲がっている、脚を組む、など、自分自身の軸がぶれていたら、まっすぐな線など決して書くことはできません。高校で教えていた時も、生徒たちに授業のたびに伝え続けたのは、姿勢を正すことでした。

自分一人ではなかなか撮影することができない、書いている時の姿。

また、姿勢と同じくらい大切なのは、『筆やペンなど筆記具の持ち方』です。使い分けの意識は全くしていませんが、私は大筆、小筆、筆ペン、鉛筆(ペン)の持ち方が、実は全て違います。大筆には大筆の、小筆には小筆の、鉛筆(ペン)には鉛筆(ペン)の、理想とする持ち方があります。それぞれの持ち方を参考にし、そのうえでご自身で書きやすい持ち方を調整なさるとよろしいかと思います。持ち方により、「線の質」が大きく変わるのは不思議です。

ペンを持つ際は、やや傾き加減にしています。私にはとても書きやすい持ち方です。

筆ペンのときはペンより立てて。小筆の持ち方はまた若干違うのが、自分でも不思議です。

生徒にも筆遣いを見せられるように、と考えたのは、黒板に貼った半紙に書くことでした。

姿勢を正し、筆記具を手に取り、半紙や紙に向かう瞬間。指先にまで心地よい緊張感が走るのは、今も変わることがありません。また、お道具の一つ一つを丁寧に扱おうとする心は、自然と優雅な仕草へと導いてくれます。『指先まで行き届く意識』や『優雅な仕草』もまた、書道を学んできたことで身に付けてきた美しさだと、私は思っています。

説明をするときにも…、

相手に手渡すときにも…、

作品に添える手にも…、指先にまで働いている意識。

自分の姿を写真や動画で客観視する機会はなかなかありませんでしたが、こうして振り返ってみると、さまざまな仕草が自分の理想通りにできていたことに、密かに安堵しています。もちろん実際には無意識に行っていることばかりでしたので、美しいたたずまいがきちんと身に付いていたと実感でき、とても嬉しく思っています。

これらは全て、私が書道を通して身に付けてきたことばかりです。初めは一つずつ、意識をしながら、かもしれません。しかし、毎回意識して行動することを、何度も、何日も、何年も、繰り返していくことで、身に付けることは可能だと思うのです。

美しい文字同様、美しいたたずまいもまた、自分自身が誇れる一生の財産になることと思います。姿勢を正すことも、指先にまで意識を行き届かせて優雅な仕草で振る舞うのも、意識したこの瞬間からできること。美しいたたずまいが段々と身に付いてきたら、心も整い、より美しくなっていることでしょう。「美しい文字を書けるようになりたい!」と、自然と思うようになるかもしれません。

「美しい文字」「美しい心」「美しいたたずまい」。

これらを私は、書道から得ることができました。今後、レッスンや講座をご受講の方々には、美しい文字だけでなく、美しい心や美しいたたずまいまでもを身に付けていただけるよう、私自身が理想の手本となり続けていきたいと思っています。

【美文字レッスンのご案内】

* 体験レッスン;¥5,500-(税込み) 1回1.5時間

⇒美文字のコツを知り、お名前を綺麗に書けるようレッスンします。

* 初級編レッスン;¥49,800-(税込み) 4回8時間

⇒縦書き、横書きのお名前&ご住所を綺麗に書けるようレッスンします。

* 初級編終了後、中級編、上級編とご受講いただくことで、楷書、行書、実用書、全ての文字を綺麗に書けるようレッスンしていきます。

体験レッスンのご案内とお申込み、お問い合わせは、こちらからどうぞ。↓

マンツーマンレッスンのご案内➡️https://peraichi.com/landing_pages/view/c27r9

関連記事

  1. 人生を変える

  2. 芸術が織りなす新たな世界

  3. 『年賀状』と『書き初め』

  4. 【わずか2時間で文字が上達するセミナー】開催!

  5. 2019年の活動報告

  6. Happy New Year!!2022

  7. 【望む者には 道は開かれる】

  8. 望みを叶えるために必要なこととは?⑥

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

CAPTCHA