2024.01.30

美文字の上達が早い人の共通点とは？

文字のお悩みを持つ多くの方と関わるなかで、文字の上達が早い人には皆、共通点があることに気づきました。

今回は美文字の上達が早い人の特長を３段階のステップで、理由とともに解説したいと思います。独学で練習している、お教室に通われている、習いに行きたいが迷っている等、さまざまな状況の方々がいらっしゃることと思います。是非、ご自身と照らし合わせながらご覧いただき、今後の練習時にお役立てください。

①；自分の可能性を信じられる人

まず初めに１段階目のステップとして挙げられる特長は、【自分の可能性を信じられる人】です。長い間、字が汚いことをコンプレックスを抱いてきた方の中には「自分のこの汚い文字がきれいになるはずがない」と頑なに思い込み、諦めてしまっている方も少なくありません。

しかし体験レッスンをご受講になり、お名前の文字がみるみるきれいに変わることを実感なさると「もしかしたら自分の文字も、きれいに変えることができるかもしれない」…と、自分の可能性を信じてみよう！と前向きな気持ちに変化なさいます。

この【自分の可能性を信じられる】瞬間を迎えられた方は、スムーズに次のステップに進まれる傾向にあるようです。

②；文字に興味を持てる人

続いて２段階目のステップとして挙げられる特長は、【文字に興味を持てる人】です。

きれいな字を書くための原理原則や美文字の法則は、実は数え切れないほどありますが、その一つ一つに興味を持てると学ぶこと、練習することがとても楽しくなるようです。「何故こうなるのか？」「どうしてうまく書けないのか？」、一文字書くごとに様々な疑問や感想が湧き、何度も何度も繰り返し、書けるようになるまで練習なさるのです。『とにかく楽しくてたまらない！』と夢中で練習に取り組む様子はまるで小さな子どもが大好きな遊びを楽しむ姿そのもの。物凄い情熱と意欲を感じられます。

③；上達までの過程を楽しみ、変化を喜べる人

そして最後に３段階目のステップとして挙げられる特長は、【上達までの過程を楽しみ、変化を喜べる人】です。

お手本を見て文字を書く、という行為は『お手本の形を見る力＝目＝観察力』『お手本の形を覚える力＝脳＝記憶力』『覚えた形を書く力＝腕＝表現力』…と、３つの異なる力を同時に使うことで成り立っています。これら別々の力は、同じペースで上がる訳ではありません。練習を重ね、ご自身の経験と感覚の蓄積をもとに少しずつ少しずつ力をつけることで、文字は上達するのです。

学習を進めるにつれて、『知識』という形で『目＝観察力』『脳＝記憶力』がまず養われ、繰り返し練習することで『腕＝表現力』がだんだんと追い付きます。

そのため「頭では分かっているのに、うまく書けない！」というもどかしい時期を、誰もが必ず経験します。そのジレンマに嫌気がさして諦めるのではなく、その理由を理解し、脳が混乱する過程までもを楽しみながら変化を喜べる人は、当然ながら上達が早いです。

ここまで、３段階のステップとともに、文字の上達が早い人の特長と理由をお話ししてきました。

ご自身と照らし合わせてみて、該当するステップはありましたでしょうか？

残念ながら全くなかったという方も、ご安心ください。ここからは、３つの特長をご自身にも当てはめる方法をお話ししてまいります。

①；「文字をきれいに変えることは可能である」と信じること

正しい知識とご自身に合う練習方法を採用すれば、文字をきれいに変えることは可能です。実際に「きれいに書けた！」という成功体験をしていただけると、自分の可能性に現実味が帯びることでしょう。ただここで一点、重要な注意点があります。「きれいな字を書く」ご自身の未来の姿を信じ、書けるようになるまでの時間と過程を惜しまないでください。何の努力もなしに一瞬で汚文字が美文字に変わる魔法は、残念ながらありません。

②；興味を持てる学習方法を選ぶこと

当然のことながら「つまらない」と嫌々練習したところで、上達が早いことなどあり得ません。『おもしろい！楽しい！！』と心から思えるからこそ、夢中になって練習できるのです。

もし、今の練習方法がいまいちしっくりこない、練習が楽しくない、練習の割にうまくならない…等、ご自身に合わないとお感じでしたら、興味が持てる他の学習方法や練習方法を探してみることで、新たな道を切り開くのも良いですね。

③；過去の文字と見比べることで、その都度変化を実感すること

比較するのは文字がきれいな周りの人々ではなく、過去の自分です。今までの文字と練習してきた今の文字を見比べてみると、何かしらの変化に気づけるのでなないでしょうか？練習時にお勧めなのは、日付を一緒に記載しておくこと。そうすれば、どれだけの期間にどこまで文字を変化させることができたのか？一目瞭然になるからです。

練習の成果を実感できれば、文字をきれいに変えられた自信へと繋がることでしょう。