美文字の対局の概念である汚文字。
自分の字が汚いことがコンプレックスだという方も、いらっしゃることと思います。
今回は汚文字のコンプレックスとその解消方法について、お話ししたいと思います。
書道家、美文字コンサルタントとして活動する中で、字が汚いコンプレックスをお持ちの多くの方々と出会ってきました。
ご縁あってレッスンをご受講くださった方や、お悩みのご相談をくださった方に共通する事柄には、３段階の想いがありました。
①；『汚文字のコンプレックス』という自己否定
まず初めに抱く想いは、『字が汚いというコンプレックス』でした。文字を書くたびに汚い文字を書く自分に嫌気がさす、という行為は【自己否定】そのものであること、その自己否定を何十年と無意識のうちに行っていることにご本人も気づいていないこと。お話を伺うたびに、その重要性をご説明するように心がけています。
②；周りからの視線や評価
お話を伺うにつれて次に出てくる想いは、『汚い文字を人に見せるのが恥ずかしい』『書いている姿を人に見られたくない』というものでした。人は汚い文字を見ると、乱雑、適当、いい加減等…というイメージを、書いた本人に抱くそうです。また、そのような相手と関わると、自分に対してもそのような扱い(乱雑、適当、いい加減等)をされるのではないか、と警戒するのだとか。それが無意識のうちに行われるのですから、『汚文字を見られるのが恥ずかしい』という心理にもうなずけます。
③；更なる自己成長
更に深掘ってみると、『汚文字のコンプレックスを解消したい！』『人に見せても恥ずかしくない文字を書けるようになりたい！！』『今よりもっと綺麗な文字を書きたい！！！』という、前向きな想いが出てくるのです。現状を何とかしたい、と想うお気持ちに寄り添うレッスンを私がご提供しているのは、このような理由からなのです。
ここからは、レッスンの受講者さまのBefore＆Afterや、レッスン後の変化などの嬉しいご報告を、ご紹介させていただきます。
体験レッスンをご受講後、そのまま初級編レッスンへと進み、縦書き、横書きのお名前とご住所の書き方を練習なさいました。
書き方のクセを最大限に生かした【流れるように、強弱をつけて書く】方法を身に付けてからは、文字を書くことが楽しくなったようです。汚文字のコンプレックスを見事に克服なさったご様子に、レッスンをご提供できて本当に良かったと思いました。
《ご感想》
ゆっくり丁寧に書く、ということが昔から苦手で、ヒョロヒョロとした続け字しか書けないことが長年のコンプレックスでした。
奈津先生は私の悩みを真剣に聞いてくださり、一点一画を丁寧に書く楷書ではなく、止め、はね、払いのメリハリをつけて書く行書での練習を提案してくれました。リズムよく書く行書での練習は私にはとても合っていて、達筆風な雰囲気の名前と住所の文字が仕上がった時、ようやくコンプレックスから解放された気がしました。
美文字のコツを学び「お手本そっくりに書くこと」は美文字習得において、もちろん必要なことだと思います。しかし、そればかりに固執することなく、悩みの「クセ」を最大の『個性』へと導いてくださった奈津先生には本当に感謝しています。
今では人前でも堂々と文字を書くことができるようになり、自分の文字を好きになれたことが、大きな収穫だと思っています。
体験レッスンをご受講後、初級編レッスンに続き中級編レッスンでひらがな、カタカナ、漢字の楷書全般を美しく変えていらっしゃいます。
生まれて初めて、人から「きれいな文字だね！」と褒められた！！…と、嬉しそうにご報告くださったときのお姿を、忘れることはできません。その後もお仕事でお客様にお出ししたお手紙の文字を褒められることもあったとのこと。今では堂々たる書きぶりで、汚文字のコンプレックスをお持ちだったとはとても思えないほどです。
《ご感想》
自分の文字が本当にコンプレックスでしたが、名前と住所だけでなく普段の文字も丁寧に書くように意識したら、本当にきれいに変わりました。生まれてはじめて「きれいな字だね」と人から褒められたときの感動を、今も鮮明に覚えています。
奈津先生には美しい文字には基本的なルールがあり、それを意識すると劇的に文字が変わることを教えていただきました。ときに楽しく、ときに集中しながらのマンツーマンレッスンは、受講するたびに文字の奥深さを実感でき、いつも新しい発見があるのでとても刺激になります。必要に応じてレッスンをアレンジしてくれるので、毎回文字を書く楽しさを味わえることに感謝しています。
生涯学習として学べるよう、ずっとサポートしていただけることもとても心強いです。これからも奈津先生とともに、美文字レッスンを通じて自分を磨き、高め続けたいと思っています。
その他にも多くの方が、対面、オンライン、通信、それぞれの方法でレッスンをご受講くださっています。嬉しいご感想や、受講者さまの驚きのBefore＆Afterをまとめてありますので、併せてご覧ください。
そもそも、何故『文字の上手い、下手』という差が生じるのでしょうか？
日本国では、小学校、中学校の計９年間【国語科書写】の科目を履修し、硬筆、毛筆ともに『正しく丁寧に書くこと』を身に付ける環境で学んできています。
『子どもの頃は字がきれいだったが今は汚くなってしまった』という方も、少なくないのではないでしょうか？
「お手本を見て書く」という行為は、実は３つの異なる『力』を同時に働かせています。
【お手本の形を見る力＝目＝観察力】
【お手本の形を覚える力＝脳＝脳内にスキャン(記憶力)】
【覚えた形を書く力＝腕＝表現力】
子どもの頃は、一文字一文字しっかりとお手本を見て、お手本の形を真似しながら丁寧に文字を書いていたので、きれいに書けたのです。
個別で習字、書道を習っていた方や、その習慣を大人になっても変わらず身に付けている方は、変わることなくきれいな文字を書けるのですが、これら３つの力は、残念ながら使わなくなると衰えてしまいます。お手本を見る機会がないだけでなく、文字を書く機会すらままならないとなると、致し方ないのかもしれません。
しかしながら、衰えた力は再び蘇らせることが可能です。
汚い文字からきれいな文字へと変え、身に付けていくためには、ある法則があるのです。
きれいな文字を身に付けるための法則＝{(知識＋選択)×実践}×継続
①；文字をきれいに書くための正しい知識を学ぶこと
②；自分に合う指導者や学習方法を見極め選択すること
③；最適な環境で実践しながら練習すること
④；①～③を身に付くまで繰り返し継続すること
巷には「○○日でラクラク美文字」「なぞるだけで美文字になれる」…等の謳い文句が山ほど飛び交っています。もちろんその謳い文句が嘘という訳ではありません。
しかし、この法則を理解していないと、汚文字を美文字に変えるのは簡単なのだと誤解してしまう恐れがあります。汚文字が一瞬で美文字に変わるような魔法は、残念ながらないのです。
「書けた！」から『書けるようになった！！』へと変えるためには？
受講者さまの中には「今まで他で習ったこともあったけれど、全く上達しなかった」という方が、実は少なくありません。「自分は一生、文字が汚いままだと諦めていた」のだと…。
【和みの書 奈津 美文字教室】では、『汚いと諦めていた自分の文字を、きれいに変えることができるんだ！』とご実感いただける体験レッスンをご提供しています。人生で最も書く機会の多いご自身のお名前のきれいな書き方をレッスンいたします。まずは「きれいな文字を書けた！」と成功体験を味わうことが、美文字への第一歩です。
全ての文字に応用が効く美文字のコツをお教えいたしますが、当然ながら練習無しには上手く書けるはずはありません。ですので初級編、中級編…とご受講なさりながら『書けるようになった！！』と思えるまで、徹底したマンツーマンレッスンでサポートいたしております。
字が汚いコンプレックスを抱きながら、一生、自己否定して生きるのか？
体験レッスンをご受講なさり、コンプレックス脱却の第一歩を踏み出すのか？
時間は有限です。優先すべき価値観は様々ですが、字が汚いコンプレックスを抱えていた受講者さまがレッスンを機に長年のコンプレックスから解放され、残りの人生を自信に満ちた生き方へと変えていく様子を目にするたびに、レッスンをご提供できる喜びに包まれるのです。
「今までどれだけ頑張っても、この汚い文字は一向にきれいに変わらなかった」
「レッスンを受講したらこの汚い文字も本当にきれいに変わるのか？」
半信半疑であっても、当然かもしれません。しかし、もしほんの少しでも字が汚いコンプレックスから解放されたいとお望みでしたら、美文字のプロである私のレッスンを、どうぞご活用ください。
お悩みのご相談やお問い合わせも、お承りいたしております。
どうぞお気軽にご連絡くださいませ。
【レッスンのご案内】
＊ 体験レッスン；￥5,500-（税込み） １回1.5時間
⇒美文字のコツを知り、お名前を綺麗に書けるようレッスンします。
＊ 初級編レッスン；￥55,000-（税込み） ６回12時間
⇒縦書き、横書きのお名前＆ご住所を綺麗に書けるようレッスンします。
＊ 初級編終了後、中級編、上級編とご受講いただくことで、楷書、行書、実用書、全ての文字を綺麗に書けるようレッスンしていきます。
字が汚いとお悩みの方向けのコラムもございますので、併せてご覧ください。