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きれいな字の書き方~濁点・半濁点編~

きれいな字の書き方~濁点・半濁点編~

ひらがなやカタカナを一文字ずつ練習し、きれいに書けるようになったら、濁点・半濁点の書き方もきれいな書き方へとバージョンアップしていきたいですよね。

今回は、きれいな濁点・半濁点の書き方や、ひらがな、カタカナに調和させる方法をご説明いたします。紙とペンをお手元にご用意いただき、ワーク形式で進めていきます。

きれいな書き方に変えるだけで、文字の印象は大きく変わります。早速見ていきましょう。


【ワーク1】 紙とペンを用意し、「が」を書いてみましょう。

代表的なパターン①~⑦の中に、近いものはありましたか?

おそらく無意識に書いていたのではないでしょうか?

ご自身の書き方を把握するところからスタートです。


まず初めにきれいな濁点・半濁点の書き方を見ていきましょう。

A(内側)とB(外側)の長さのバランスは、書きやすさや好みで良いと思いますが、いずれも右斜め45°の方向に、文字の右肩辺りに配置をすると良いです。

続きまして残念な書き方を見ていきましょう。

A(内側)とB(外側)の

角度が不揃いになっていませんか?

文字から離れすぎていませんか?

大きすぎたり、小さすぎたりしていませんか?

長すぎたり、短すぎたりしていませんか?

また、△の「棒」のような書き方になっていませんか?

濁点、というくらいですので、○の雫型のきれいな「点」になるよう意識しましょう。

文字の右肩辺りとは、どの位置なのか?一目で分かる一覧表を作成しました。

ひらがなの濁点・半濁点の実例です。

こちらはカタカナの濁点・半濁点の実例です。

大きさや配置場所は目安です。ご参考になれば幸いです。


ここまで、きれいな書き方と残念な書き方の違いや、ひらがな、カタカナの濁点・半濁点の実例を見てきました。

ここからは実際に文章にした時の書き方を見ていきましょう。

ひらがな、カタカナ、漢字。

文字にはそれぞれ、囲んだ時にできる形である「外形」というものがあります。

「外形」には□、△、○、◇など、さまざまな形があり、この形が整っているか?否か?は見栄えに大きく関わってきます。

【ワーク2】 紙とペンを用意し、縦書きで「ございます」と書き、

【ワーク3】 それぞれの文字を囲み外形を見てみましょう。

きれいな外形になりましたか?

中心は揃っていますか?

等間隔に書けていますか?

○は、□と△の外形の文字を、中心を揃え等間隔で書いたものです。

△1は、中心は揃っているものの、外形が崩れ間隔にばらつきが見られます。

△2は、濁点が文字から離れ外形が崩れてしまい、揃っているはずの中心がずれて見えてしまいます。

以上より、濁点・半濁点は文字の右肩辺りに配置すると、①文字の外形を保つことができる、②中心が揃って見える、③字間を等間隔に保てる、ことが分かり、濁点の配置と外形の関係は、全体の見栄えに大きく影響することが分かりました。


【ワーク4】 きれいな濁点の書き方を理解したうえで、もう一度「が」と書いてみましょう。

【ワーク5】 同じく、「ございます」と書いてみましょう。

【ワーク6】 それぞれの「が」、「ございます」のBefore&Afterを見比べてみましょう。


いかがでしたでしょうか?濁点・半濁点一つでも、線質や大きさ、配置などにより、大きく印象を変えてしまうことをご実感いただけたことと思います。

そして、文字そのものは意識を働かせても、濁点や半濁点は無意識に書いていたことにもお気づきになったのではないでしょうか?

大きさや配置は今すぐに変えることが可能ですが、「棒のような書き方の点」を「きれいな雫型の点」へと変えるのは、筆圧のかけ方を変える等の知識とテクニックを要するため、難しいかと思います。

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